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馬券8種類と買い方の仕組み — ボックス・ながし・フォーメーション

馬券は8種類あります。名前は似ていても、当たりやすさと配当のバランスはまるで違います。8券種の整理と、ボックス・ながし・フォーメーションという「買い方の形」、そして点数の数え方まで一気に片付けます。
30秒でわかる
  • 券種選びの時点で払戻率は決まる。単勝80%と3連単72.5%の差は、買い方の工夫では動かない
  • 同じ18頭立てで単勝は18通り、3連単は4,896通り。同じ100円でも別物
  • 買い方の形はボックス・ながし・フォーメーションの3つ。マルチは点数が膨らむ

8券種の一覧

まず全体像から(払戻率はJRA公式)。

券種的中条件払戻率
単勝1着の馬を当てる80%
複勝3着以内に入る馬を1頭80%
枠連1・2着の枠の組み合わせ(順不同)77.5%
馬連1・2着の2頭(順不同)77.5%
ワイド3着以内に入る2頭77.5%
馬単1・2着を着順どおり75%
3連複1〜3着の3頭(順不同)75%
3連単1〜3着を着順どおり72.5%

細かい規定を2つだけ

複勝は最も当たりやすい券種ですが、出走が5〜7頭のレースでは的中が2着まで(対象2頭)に縮みます(4頭以下では発売なし)。枠連は9頭以上のレースで発売され、同じ枠の2頭で決まるゾロ目もあり得ます。

18頭立ての3連単は4,896通り。単勝の18通りと比べると、同じ100円でもまるで別の勝負をしていることが分かります。このほか、指定5レースの1着をすべて当てるWIN5(払戻率70%)という特殊な券もあります。

同じ18頭立てでも、単勝と3連単では組み合わせ数が桁違い
単勝18通り
3連単4896通り
18頭立てのレースでの組み合わせ数(本文より)。同じ100円でも別の勝負になる。

買い方の3つの形

複数の馬を組み合わせる券種には、決まった買い方の型があります。

形内容点数の例
ボックス選んだ馬の全組み合わせを買う馬連3頭=3点、5頭=10点。3連複5頭=10点
ながし軸馬を決めて相手に流す3連複軸1頭・相手5頭=10点
フォーメーション着順ごとに候補を指定して掛け算3連単 1着2頭×2着3頭×3着5頭など

マルチとマークカードの色

ながしには「マルチ」というオプションがあり、着順の入れ替わりも同時に買えます。そのぶん点数は増えます(馬単で2倍、3連単の軸1頭ながしで3倍)。

現地で使うマークカードは色で役割が分かれています。緑が基本(1点ずつ自由に)、赤がボックスとフォーメーション用(単勝・複勝には使えません)、青がながし用です。変わり種として、同じ馬の単勝と複勝を同額セットで買う「応援馬券」の専用欄もあります(2006年導入)。

マークカードの色使いみち
緑基本(1点ずつ自由に)
赤ボックスとフォーメーション用(単勝・複勝には使えません)
青ながし用

点数を増やすと何が起きるか

点数を広げるほど当たりやすくなり、賭け金の合計も増えます。「当たったのに賭けた総額より戻りが少ない」——ガミるという現象はこの構造から生まれます。

そして表に載せた払戻率の差は、買い方の工夫と関係なく固定です。券種選びの時点で出発点が決まっている、という話は控除率の記事に書きました。

点数を広げると賭け金の合計が増える——ガミるが生まれる流れ
  1. 点数を広げる組み合わせを増やす
  2. 賭け金が増加賭け金の合計も増える
  3. ガミる当たったのに賭けた総額より戻りが少ない
点数を広げると当たりやすくはなるが、ガミるかどうかを決めるのは賭け金の合計の側。
この記事の持ち帰り
  • 券種を選ぶときは、点数の前に払戻率の欄を先に見る
  • 点数を広げたときは、的中しても賭け金の合計を下回るガミる形になっていないか確かめる
  • 5〜7頭なら複勝は2着まで、枠連は9頭以上で発売という頭数の条件を見落とさない
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